2010年09月10日
ショートソング
最近読んだ本のご紹介です。
『ショートソング』
枡野浩一:著(集英社文庫・2006年刊)
ショートソングとは、そのまま、短歌のことです。
作者は歌人で、ハーフでかっこいいのに奥手な男子学生と、
遊び人だけど悩める青年歌人の、冴えない毎日の長編小説です。
短歌=渋い趣味というイメージでしたが、
この小説には目から鱗の遊び心ある短歌がたくさん出てきます。
流行りの曲の詞になっても違和感が無いような物もあるし、短歌も“歌”なんですね
喜怒哀楽だけでなく、衝撃や余韻が五七五七七の中に閉じ込められていて、
すっかり短歌のイメージが変わりました。
東京の吉祥寺が舞台で、実在する(らしい…吉祥寺なんて行ったことない)
カフェや街並みが詳しく描かれていて、まるでカフェの横の席で
2人の会話を盗み聞きしているような感覚になるのも面白いです
2人の視点が交互に入れ替わる一人称形式で、スイスイ読めました。
文庫本ですし、普段本を読まない方にもおすすめの、読みやすい小説だと思います
求人情報・トライアングルのHomePageはコチラ
『ショートソング』
枡野浩一:著(集英社文庫・2006年刊)
ショートソングとは、そのまま、短歌のことです。
作者は歌人で、ハーフでかっこいいのに奥手な男子学生と、
遊び人だけど悩める青年歌人の、冴えない毎日の長編小説です。
短歌=渋い趣味というイメージでしたが、
この小説には目から鱗の遊び心ある短歌がたくさん出てきます。
流行りの曲の詞になっても違和感が無いような物もあるし、短歌も“歌”なんですね
喜怒哀楽だけでなく、衝撃や余韻が五七五七七の中に閉じ込められていて、
すっかり短歌のイメージが変わりました。
東京の吉祥寺が舞台で、実在する(らしい…吉祥寺なんて行ったことない)
カフェや街並みが詳しく描かれていて、まるでカフェの横の席で
2人の会話を盗み聞きしているような感覚になるのも面白いです
2人の視点が交互に入れ替わる一人称形式で、スイスイ読めました。
文庫本ですし、普段本を読まない方にもおすすめの、読みやすい小説だと思います
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Posted by 株式会社トライアングル at 17:38│Comments(0)
│いとへんの部屋
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