2010年09月16日

でいごの花の下に

読んだ本のご紹介です。

『でいごの花の下に』
池永 陽:著(集英社・2005年刊)


遺書を残し失踪した恋人を探しに彼の故郷沖縄を訪れた主人公。

そこで彼の悲しい過去だけでなく、その遠因ともいえる沖縄戦と
戦後の沖縄の実情も知ることになります。

語られる戦時下の様子はやはり悲惨で辛いです。

ですが、あくまで小説なので結末には救いも残されていて、
爽やかな読後感でした。

温かい血が通っているんだなと思える登場人物達の
心の機微も良かったですface01

私のように、戦争を扱うものは辛くてどうしても避けがち…
という方にも読んでみてほしいです。


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Posted by 株式会社トライアングル at 16:26│Comments(0)いとへんの部屋
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