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2010年11月19日

オテル モル

読んだ本のご紹介です。

『オテル モル』
栗田有起:著(集英社・2005年刊)


業界でも珍しいほどの“誘眠顔”icon60と絶賛されて、
幸せな眠りを追求するホテルのフロントに採用された主人公の
不思議なお仕事小説です。

不眠や悪夢に悩まされている人が訪れる、
審査式会員制で日没から日の出まで営業している
地下ホテル(オテル)が舞台です。

最良の眠りのために、従業員もお客様も一丸となってベストを尽くしていますicon108

確かに、一度怖い夢を見てしまうと「また見たら嫌だなあ」と
不安になったりしますもんね。良い眠りは大事icon67
読み終わって優しい気持ちになる本でしたface01


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:34Comments(0)いとへんの部屋

2010年11月05日

メアリー・ポピンズ

好きな本のご紹介です。

『メアリー・ポピンズ』シリーズ
P.L.トラヴァース:著(岩波少年文庫(1~4冊目)篠崎書林(5~7冊目)・1934~1988年刊)


有名なメアリー・ポピンズシリーズ、ディズニー映画にもなっていますね。
(かなり脚色されてますがicon10

魔法を使う家庭教師のメアリー・ポピンズが、
ロンドンの桜町通りに住むバンクス家の子供達の
しつけにやってくるお話。

“魔法で楽しくお勉強”みたいな感じではなく、
とっても厳しくて辛口で気取り屋なメアリーicon99ですが、
あの背筋のピンとした振る舞いが好きなんですicon194

出てくる食べ物が美味しそうなところも良いですね。
シリーズの一つにレシピ付きの本もあって、オススメですicon154


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:50Comments(0)いとへんの部屋

2010年10月15日

ピンクの神様

読んだ本のご紹介です。

『ピンクの神様』
魚住直子:著(講談社・2008年刊)


すべて女性を主人公にした短編集です。

お母さんや消防士、小学生など、いろんな環境にいる人が登場します。

どのお話もゴタゴタした問題を抱えた状態で始まるので、
読んでいてちょっとキツかったですねicon11

でも、最後は皆ちゃんと前向きな結末を迎えてくれて、ホッとしましたicon64

主人公の気持ちの変化等、とても上手く描かれていて、読みやすかったです。

もともと児童文学作家として有名な方のようなので、そちらの方も読んでみたいですicon67


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:27Comments(0)いとへんの部屋

2010年10月08日

海の上の少女

読んだ本のご紹介です。

『海の上の少女』
ジュール・シュペルヴィエル :著 / 綱島寿秀:訳(みすず書房・2004年刊)


フランスの詩人の短編集です。

特に表題になっている「海の上の少女」が良かったですicon102

大海原にポツンと浮かぶ町でたった一人、
いつの間にか出てくるパンを食べて、誰もいない学校に通い、
静まり返った町中の鎧戸を開けては閉めて暮らす少女のお話。

割とオチのない不思議なお話が多い中で
これはちゃんと結末で種明かしされるんだけど、すごい切ないんですicon198

最後の数行でギュッと心を掴む巧みさはさすが詩人。

幻想的だったり、少し不気味だったり、
独特の雰囲気のある作品が20篇も入っていましたicon99


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:01Comments(0)いとへんの部屋

2010年09月29日

ぼくは落ち着きがない

読んだ本のご紹介です。

『ぼくは落ち着きがない』
長嶋 有:著(光文社・2008年刊)


文芸部でも図書委員でもない「図書部」が主役の文系部活小説ですicon91

図書室の運営&部室でのお喋りが主な活動内容のユル~い部の、
汗と涙の青春ストーリー、ではない、概ね淡々と過ぎていく高校生活。

特に大きなテーマも事件も無く、日常を見守って楽しむだけの物語ですが、
あの何も起こらない平坦さが無性に懐かしくて、好きな小説ですicon113

私の高校にもこんな部があったら入りたかったなあface02


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Posted by 株式会社トライアングル at 15:03Comments(0)いとへんの部屋

2010年09月24日

氷菓

読んだ本のご紹介です。

『氷菓』
米澤穂信:著(角川文庫・2001年刊)


無駄なことはしない主義の省エネ高校生が古典部に入部させられ、
高校の長い歴史の中で既に“古典”となっていた謎を掘り起こしていく
学園ミステリーです。

物語の本筋である大きな謎解きの他にも、
日常で生じるちょっとした不思議を解決したり、
高校生ならではの爽やかな雰囲気もあったり、
珍しいタイプの推理小説でしたicon99

登場人物の口調が妙に芝居掛かっているのもまた面白かったですicon194

米澤さんの『インシテミル』は、豪華キャストで来月映画化されますね。

まだ読んでいないのですが、『氷菓』や他の著作とは違って
本格的なミステリーのようで、こちらも気になっていますicon103

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Posted by 株式会社トライアングル at 13:53Comments(0)いとへんの部屋

2010年09月16日

でいごの花の下に

読んだ本のご紹介です。

『でいごの花の下に』
池永 陽:著(集英社・2005年刊)


遺書を残し失踪した恋人を探しに彼の故郷沖縄を訪れた主人公。

そこで彼の悲しい過去だけでなく、その遠因ともいえる沖縄戦と
戦後の沖縄の実情も知ることになります。

語られる戦時下の様子はやはり悲惨で辛いです。

ですが、あくまで小説なので結末には救いも残されていて、
爽やかな読後感でした。

温かい血が通っているんだなと思える登場人物達の
心の機微も良かったですface01

私のように、戦争を扱うものは辛くてどうしても避けがち…
という方にも読んでみてほしいです。


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Posted by 株式会社トライアングル at 16:26Comments(0)いとへんの部屋

2010年09月10日

ショートソング

最近読んだ本のご紹介です。

『ショートソング』
枡野浩一:著(集英社文庫・2006年刊)

ショートソングとは、そのまま、短歌のことです。

作者は歌人で、ハーフでかっこいいのに奥手な男子学生と、
遊び人だけど悩める青年歌人の、冴えない毎日の長編小説です。

短歌=渋い趣味というイメージでしたが、
この小説には目から鱗の遊び心ある短歌がたくさん出てきます。

流行りの曲の詞になっても違和感が無いような物もあるし、短歌も“歌”なんですねface05
喜怒哀楽だけでなく、衝撃や余韻が五七五七七の中に閉じ込められていて、
すっかり短歌のイメージが変わりました。

東京の吉祥寺が舞台で、実在する(らしい…吉祥寺なんて行ったことないicon11
カフェや街並みが詳しく描かれていて、まるでカフェの横の席で
2人の会話を盗み聞きしているような感覚になるのも面白いですicon194

2人の視点が交互に入れ替わる一人称形式で、スイスイ読めました。
文庫本ですし、普段本を読まない方にもおすすめの、読みやすい小説だと思いますicon64


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:38Comments(0)いとへんの部屋

2010年08月30日

中等部超能力戦争

最近読んだ本のご紹介です。

『中等部超能力戦争』

藤野千夜:著(双葉社・2007年刊)


タイトルだけだとSF物に思えますが、実際に出てくる「超能力」は、

電球が割れたり窓がガタガタ鳴ったりする軽度なものがほとんど。


だけど、女子校の友達間で繰り広げられる「戦争」はとてもリアルですicon67

恋愛に生きたい主人公と、「彼女に意地悪をすると変な現象が起きる」と噂される女子の友情が

徐々に破綻していく(寧ろ最初から友情ではなかったのかもしれない?)一部始終のお話です。


女子校経験が無くとも女性ならきっと思い当たる節があるはず…icon196

そんな思春期の女子の無邪気な悪意の応酬が描かれた、リアル~な青春小説です。

ちなみに私は女子高校出身ですが、どちらかと言うと中学校時代を思い出しました。


これを男性が読んだらどんな感想を持つのか気になります。

もしかしたら全然楽しめなかったりしてicon60


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:19Comments(0)いとへんの部屋

2010年06月24日

ヘンリエッタ

昨年読んだ中で一番好きな小説ですicon12

『ヘンリエッタ』
中山 咲:著(河出書房新社・2006年刊)
第43回文藝賞受賞

ひきこもりの少女“まなみ”と、好きな人が出来ると同時に魚を飼い始める“みーさん”、
三輪車を集める癖をやめられない“あきえさん”の3人の、
<ヘンリエッタ>での共同生活のお話。


家でも外でもない場所、<ヘンリエッタ>の中で静かに暮らすまなみに
少しずつ変化が訪れ、ゆっくり成長していく様子が描かれています。


魔法などは出てこない現実世界の話なのに、
軽やかな筆致でファンタジーのように読ませてくれます。


この独特の文体がなんとも言えず魅力的なのですが、
作者の中山さんは執筆当時まだ高校生だったというから驚きですface08


デビュー作であるこの『ヘンリエッタ』以降の作品はまだありませんが、
是非これからも追いかけたい作家さんです。

新作を心待ちにしています。

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Posted by 株式会社トライアングル at 17:03Comments(0)いとへんの部屋

2010年05月28日

LOVEフォト

今回は“読む”のではなく、“眺める”本のご紹介です。

写真集とファッション誌の良いとこ取りのようなムック、『LOVEフォト』。
(公式サイト→http://www.lovephoto-lovecheck.jp/

ナノ・ユニバースやSHIPS等の有名ファッションブランドと、
蜷川実花や藤代冥砂といったフォトグラファーと、
若手女優・アーティストがコラボした、2010春夏ファッション満載の贅沢な一冊ですicon102

被写体になっているのは、沢尻エリカ、広末涼子、戸田恵梨香、黒木メイサ、
堀北真希、井上真央、杏、太田莉菜、ICONIQ(アイコニック)の9人。

全ページカラーだし結構分厚いのに、なんと777円!
しかも、ブランドのお店で使える割引クーポン付きです。
好きな女優さん達ばかりだったので、すぐさま買っちゃいました。
堀北真希ちゃんはかわいいし、エリカ様はやっぱり美しいですicon97

上記の公式サイトでも内容を見ることが出来ますので、
疲れた目を綺麗なお写真で癒しに行ってみては?face15


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Posted by 株式会社トライアングル at 17:25Comments(0)いとへんの部屋

2010年04月16日

レディ・ジョーカー

社員の“いとへん”です。
先月新潮文庫より発売された、高村薫『レディ・ジョーカー』を読んでいます。

1999年の『このミステリーがすごい!』第1位に選ばれた作品の文庫化ですが、
一般的な“ミステリー=推理小説”というより“警察小説”という感じでしょうか。

主人公は合田という刑事ですが(『レディ』以外にも合田シリーズは数冊出ています)、
大ビール会社への恐喝事件を、犯人グループや被害者企業、警察組織、報道関係等
あらゆる角度から描いています。

高村さんは、文庫化にあたって修正・加筆をすることで有名なので、
単行本との違いを比べるのも楽しいです。

単行本は2段組の上・下巻、文庫は上・中・下の3部作とかなりの長編ですし、
内容もちょっと薄暗い部分もあって読む人を選ぶかもしれませんが、
読み応えのある硬ーいサスペンスをお好みの方にはおススメです!

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Posted by 株式会社トライアングル at 17:58Comments(0)いとへんの部屋

2010年03月15日

ONE PIECE

はじめまして、トライアングル社員の“いとへん”と申します。

筆不精なので、ブログなんてちゃんと続けられるか不安ですicon10

趣味である読書に関することなら無理なく出来るかな?と考え、読んだ本の簡単な紹介を書いていこうかと思います。

しかし、今年に入ってから実はまだ1作品しか読んでいなくてface11

というのも、漫画『ONE PIECE』を第1巻から読んでいるのです。何年も前に途中まで読んでそれっきりだったのですが、改めて読み始めました。

面白いし泣けるし、夢中で読んでしまいますね。チョッパー、かわいいですicon102

約3ヶ月かけて、現在53巻まで進みました。最新刊の57巻まであと少しです!

でも最新刊を読んでしまうと、次の発売まで続きが気になって気になって困るicon198という状況に陥ると思うので、追い付きたくないなあという気もします。

でも、今月末には好きな作家の新刊が出るので、心置きなくそちらに取り掛かるためにも、一気に読んでしまいたいと思いますicon16

というわけで1回目のブログは、私が紹介するまでもない大人気漫画の話になってしまいました。

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Posted by 株式会社トライアングル at 17:49Comments(0)いとへんの部屋